初めてのお部屋探し②不動産会社訪問から申込までの流れと注意点

初めてのお部屋探し2

前回に引き続き、今回は「不動産会社訪問から申込までの流れと注意点」をご案内します。

①不動産会社に電話やメールで問い合わせる

まずは不動産会社に問い合わせます。問い合わせ方法は電話でもメールでも構いません。

ネットで物件を見て、気になる物件がある人はその物件について問い合わせ、特に気になる物件が無い人は、自分の希望条件を書き出してから問い合わせると良いでしょう。

早めにアクションを起こしたい人や、口頭で自分の条件を伝える自信がある人などは、電話が良いと思います。時間に余裕がある人や、条件を書き出して整理したい人などは、メールの方が良いかもしれません。

ただネットで気になる物件を見つけた時は、すぐ電話することをお勧めします。不動産物件は基本的に早いもの勝ち(たまに例外有り)なので、メールで問い合わせをするとどうしてもタイムラグが発生して、返信がきた時にはライバルがすでに内見を済ませていて、自分が物件の内見をした時には「申し込みが入りました」という事も日常茶飯事です。ですので気になる物件があったら、可能な限り早く問い合わせるをして、可能な限り早くその物件を見て、判断することが重要です。

ちなみに本当に人気がある物件は、部屋が空く前に決まってしまうこともよくあるので、どうしても人気エリアの新築や築浅物件を借りたい場合は、ネットで提供されている写真で判断することもご検討下さい。

②希望条件を伝える

次に不動産会社に希望条件を伝えます。

まず受付票(名称は様々、お客様カード等)への記入をする際ですが、お部屋探しの初心者の方や、急がれている方は希望条件を出来るだけ細かく書き出すことをお勧めします。お客様の中には、細かく希望条件を書くと出してもらえる資料が少ないと思っている方がいらっしゃいますが、逆に大雑把な希望条件を書くと、当てはまる物件が多すぎて絞り込むのに時間が掛かってしまいます。

それなので、初めから細かく希望条件を書き出し、ある程度厳選された物件資料を出してもらい、どうしてもその中にご希望の物件がない場合は、少しずつ条件を和らげて物件資料を増やしていった方が時間が短縮できます。

ちなみに賃料や駅からの分数は、何万円までとか何分までとかで記入する場合が多いのですが、なるべく最大値を書くことをお勧めします。これは誰にでも賃料を抑えたいという気持ちがある為、実際はもっと高めに設定できるのに、低めに伝えておいたことによって、気になる物件情報を逃してしまうことがあるからです。

③内見する物件を決める

次に内見する物件を決めます。

希望条件を元に紹介された物件の中で、気になる物件をピックアップします。その時に現時点のランキングをつけて、上位2~6件位に絞る事をお勧めします。なぜなら、物件を見過ぎてしまうと迷いが出て、物件を決められなくなる事が良くあるからです。最近はインターネットで室内の写真や動画が見れたり、グーグルマップなどで物件の場所や周辺が確認出来てしまうので、1件しか見ないという方もいるくらいです。ただそういう方は入居後に問題が発生して公開されることが多いです。ですので2~6件位見て決めた方があまり迷わずに気に入った物件を決められると思います。

またインターネットで見つけた気になる物件も、一緒に内見できないか聞いてみましょう。そうすることによって、いちいち他の不動産屋に行く手間を省けます。

④実際に物件を内見する

次は実際に物件を内見してみましょう。ここでは<内見時に気を付けるポイント>をまとめました。

<内見時に気を付けるポイント>

①防音性

木造や軽量鉄骨等のアパートは防音性が気になります。壁が薄い部屋は、隣の話し声や着信音が聞こえるといったクレームがあります。防音性を確認する場合は、壁を叩いて厚さを確認しましょう。また耳をくっつけて隣の部屋の音が聞こえないか試してみるのも有効です。

②日当り

日当りは内見する時間によって確認出来ない可能性があります。その場合は窓がどの方向にあるかを確認し、その窓の先に高い建物がないかと、何時くらいであれば日が入ってくるかを考えて内見しましょう。また広い空き地や更地がある場合は、そこに何が建つか確認しておきましょう。

③携帯電話の電波状況

これは各携帯電話によってかなり違いますので、必ずチェックしましょう。部屋の中でも電波の入り方は変わりますので、必ず複数の場所で確認しましょう。スマートフォンが生活の一部になっている人はなおさら重要だと思います。ネットの無料サービスがある場合はその速度も確認しておきましょう。正直1M(メガ)だと画像や動画が関わってくるとほとんど何もできないです。

④室内の傷や汚れ

気になる傷や汚れがあったら、遠慮せずに不動産屋の担当者に聞いてみてください。リフォーム後であっても、相談してみると直してくれることもあります。また直してもらえなくても借りる場合は、退去時に元々あった傷や汚れだったことを証明するために写真を撮っておくことをお勧めします。

⑤共用部分

室内は綺麗だけど、共用部分にはゴミや不法投棄されている物があると、火事の原因になったり、ルールを守らない非常識な人が住んでいる可能性が考えられます。定期的な清掃が行われているかも聞いてみましょう。

⑤入居申込をする前に見積書を作ってもらう

物件が気に入ったらいよいよ入居申込ですが、その前に契約金の見積書を作ってもらうことを強くお勧めします。見積りを出してもらうと、図面に書いてない費用が出てきて、予想されていた費用を超えてしまうこともあります。入居審査後にその事を知ってキャンセルするのは、相手(貸主)に非常に失礼なことですし、自分にとっても時間や労力の無駄使いになります。ですので、申込前に見積金額や条件を確認して、場合によってはこの物件を借りるかを入居者全員で話し合うことも必要です。

ただ他の方も同じ物件を気に入っていて、すぐにでも決めてしまう可能性があるので、なるべく早めの決断が必要です。

⑥入居申込をする

入居申込書
入居申込書

気持ちが固まったらいよいよ入居申込です。入居申込書を書く時の注意点をまとめました。

【入居申込書の書き方の注意点】

①できるだけ未記入部分を少なくする。勤務先の内容がわからない場合はスマホ等でHPを検索して調べるか、不動産会社の営業に調べてもらう。

②年収はなるべく正確に記入する。収入証明の確認は契約時にすることが多いのですが、その時に申込書の記入額と大きい差額が出てしまうと、契約拒否をされてしまう場合があります。

③連帯保証人や緊急連絡先の内容は正確に記入する。可能であればその場で連絡を取り記入する。また必ず連帯保証人や緊急連絡先に連絡を取って承諾を取っておく。なぜなら、審査時に連帯保証人等に確認の連絡が入る場合があり、その時に話が通っていないとそこで審査がストップしてしまう為。

次に申込時に提出する物をまとめましたので、こちらも参考にして下さい。

<入居申込時に提出する物>

(申込者)

①身分証(免許証、保険証、マイナンバーカード、住基カード、在留カード、パスポート等のいずれか、複数提出を求められる場合も有り)

②収入証明(源泉徴収票、給与明細直近3~12ヶ月分、住民税決定通知書、課税証明書等のいずれか、複数提出を求められる場合も有り)

※②は求められたら提出しましょう。

(連帯保証人)

①身分証(申込者と同様)

②収入証明(申込者と同様)

※①と②どちらも求められたら提出しましょう。

入居申込時に入居希望日を提示するのが一般的です。物件がリフォーム中の場合は、そのリフォームが終わる予定日を確認して希望日を決めます。また即入居ができる物件の場合は、入居申込日から2週間後が一つの目安になります。それ以上伸ばしてもらう場合は交渉になるケースが多いです。時期によっては、申込日から1ヶ月後くらいまで承諾頂ける場合もありますが、それ以上になると難しいことが多いです。

また申込時に希望した入居日も含めて審査をしている場合がありますで、審査通過後に変更できない場合もあります。その点は事前に不動産会社に確認しておきましょう。

長くなってしまったのに最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回は「賃貸借契約の流れと注意点」を書く予定なので、また良かったら読んでみてください。宜しくお願い致します。

川口市の不動産は当社にお任せ下さい。

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不動産売却

この記事を書いた人

三浦 克友

代表の三浦克友(みうらよしとも)と申します。 1981年(昭和56年)生まれ、A型、川口市出身です。 プライベートでは妻と息子と娘と柴犬(黒)と賑やかに暮らしております。 最近の趣味は、エニタイムでの筋トレと球技全般で、ゴルフを始めました。 基本身体を動かすことが大好きです。 また自宅での役割が日用品の買い出しや洗濯なので、主婦目線にも自信があります。 不動産業界15年のキャリアから培った経験と知識とノウハウを活かし、川口市の在住の皆様と、これから川口市にいらっしゃる皆様のお役に立てる様に努力致します。 どうぞ宜しくお願い致します。