最近、台風や異常気象の影響で集中豪雨やゲリラ豪雨などが増え、川が氾濫するなどして全国各地で水害が広がっています。
そういった水害に対しての事前対策をいくつかご紹介させて頂きます。
目視で外観や排水口などをチェック!
まずは建物外観を目視で確認しましょう。この時のチェックポイントは、
①外観に亀裂がないか
②屋上の防水に剥がれなどの劣化がないか
③排水口周りにゴミがないか
定期的に清掃をすることによって亀裂や剥がれなどの発見がしやすくなるので、なかなか自分でできない場合は、業者に定期清掃を依頼することもご検討下さい。
また水害に備えてブルーシート、ロープ、ポリタンク、土嚢などを準備しておくことも大切です。もし排水スペースがあるなら水中ポンプもあると便利です。水中ポンプは洗濯機に付いているお風呂の水を使う時に使用するポンプと原理は一緒です。なので水たまりになってしまった濁水をくみ上げて他の場所に移すことができます。
室内のチェックポイントは各水回りの排水口です。排水口の根元のところにテープを巻くなどして逆流を防止しましょう。
普段からハザードマップをチェックすべし!
今はインターネットでハザードマップが簡単に確認出来ますし、予測災害発生地点や被害の拡大範囲や被害の程度、避難経路や避難場所などが地図上に表示されます。目を通しているのといないのでは、その状況になった時の動きが全く変わってきますので、ハザードマップは普段からチェックするよう癖づけされると良いと思います。
普段の入居者とのコミュニケーションが大切です!
水害事故に最初に気づくのは必ずと言っていいほど入居者です。その時に普段大家さんや管理会社がどういったコミュニケーションを取っているかで、入居者の反応が大分変わってきます。
ほとんど声掛けもせずコミュニケーションが取れていない関係だと、事故時に不満が爆発したり、事故の報告をすぐしてもらえず、状況が悪化してから連絡がきて被害が拡大してしまう可能性もあります。
ですので、物件の近くの大家さんは共用部の清掃時などに、各家庭を訪問して(2~3か月に一回くらい)不備等無いか聞いてみたりして頂くと、入居者の方の心のケアと物件の状況も確認できて一石二鳥です。
参考にして頂き少しでも大家さんのお役に立てると幸いです。
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